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広島県坂町小屋浦地区での活動記録

         宮森 和彦

JOCA(青年海外協力協会)が、西日本豪雨災害の支援を行うボランティアを募集していることを知り、応募(登録)する。その翌日だったかな、JOCAの担当者から私に電話があり、明日からボランティアとして、現地に行ってもらえるかという連絡を受けた。明日から活動できる旨を伝えると、後からメールで詳細な情報を送るという返事をもらった。

717日、朝、830八王子市役所の勤務開始を待って、社会福祉協議会でボランティア保険に加入する。帰宅し、ザックに長靴、防塵マスク、手袋、眼鏡などを用意しパッキングする。新幹線で広島まで行き、そこから指示されたJOCA×3事務所へ向かった。

JOCA×3事務所は、広島から北へ60kmくらい離れた安芸太田町加計にある。さびれた町で、JOCAが地方活性化を進めている。この2階・3階で726日まで、宿泊した。

 

718日から、私のボランティア活動が始まった。6時、JOCA×3事務所を軽自動車で出発する。西日本豪雨の影響で、広島呉道路が土石流で通行できなくなり、活動拠点となる坂町小屋浦小学校へ行くには、国道31号線が唯一通行可能な道路だ。渋滞がひどい状態で、70kmあまりの距離で渋滞が無ければ60-70分で着くところ、今朝は180分かかった。渋滞中の車内で、コンビニで買ったおにぎりを食べた。朝食はいつもこんな感じ。

小屋浦小学校の昇降口にボランティア受付デスクがある。そこでボランティアの受付をして、地域住民の代表者に、ボランティアがどこで活動するのかを決めてもらう。健康維持のため、10分活動したら10分休憩をとる、活動は15時までとする、などの注意事項を話し、地域住民にボランティアを案内してもらう。そして、ボランティアに泥カキや家具運搬などの作業をしてもらう、というボランティアの活動を支援する仕事を行った。

地域住民に寄りそう活動をやり、ボランティアが気持ちよく作業できるよう心掛ける。きょう作業してくれたボランティアは、20名くらいだったかな。そのボランティアを送った後(15時過ぎ)、地域住民の代表者と明日の活動予定について話し合った。

小屋浦小学校から10kmくらい離れた坂町ボランティアセンターへ移動する。そこで、坂町が管轄する被災地区の活動状況と今後の予定が話し合われる。我々が活動する小屋浦地区もその一つだ。その会議が終わり、JOCA×3事務所へ向かった。帰途、コンビニで今日の夕食(弁当)、明日の朝食・昼食(おにぎり)を買った。JOCA×3事務所に戻り、弁当を食べた。そんな1日目の活動だった。今回は、このような活動を2週間継続し、81日、自宅に戻ってきた。 以下に写真を掲載する。

 

これは、小屋浦小学校校庭前の橋だ。土石流で車が流され、橋げたの下に多量の土砂がたまっている。右の写真は、車を引き揚げ、壊れた橋の一部を取り去った。

ボランティア受付を昇降口でやっていた

ボランティアの数が増え、受付をテントで

受付の横に、長靴などの洗い場

甲子園へ行けなかった球児が支援に

災害ゴミと左手には土砂が積まれている

仮設トイレとJOCAの軽自動車

災害ゴミが山積みになっていたが

少しずつ片付けられている

車も災害ゴミの一部だ

片付けられない車も多い

土石流で鳥居、家屋が倒壊

車が埋まってしまう

坂町ボランティアセンターでミーティング

ボランティアにオリエンテーション

727日から小屋浦小学校のパソコン室に宿泊する。通勤時間が0分になった。自衛隊の風呂に入り、洗濯は、手洗いという生活になった
。少しは、住民のみなさんに寄り添う活動ができたかな