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このページは、2019年の台風19号で被災した宮城県丸森町で災害支援している3E 宮森さんの報告を紹介しています。
宮森さんは、海外青年協力隊として長年世界各地で活動され、
JOCA(青年海外協力協会)として災害支援の活動をされています。(HP管理者)

丸森町災害支援レポート

 宮森和彦(2020年1月25日)

 期間  20191215日〜1230  2020115日〜121
 活動期間  1216日〜1229  116日〜120
 活動現場  丸森町3か所の避難所
@    丸森小学校体育館
A    舘矢間小学校体育館
Bまちづくりセンター

仮設住宅および集会所
@    金山    C町西
A    寺内    D大舘
B 花田

 活動内容      12月まで避難所で生活し、仮設住宅に移動した被災者の支援

     

 現在、丸森町および丸森町社会福祉協議会が、台風19号の被害があった被災者の支援をしている。
JOCA(
青年海外協力協会)はその支援を側面からサポートしている。

 丸森町職員と応援に来ている宮城県および地方自治体職員が避難所で生活する被災者のケアをしている。
我々
JOCAボランティアも同じように被災者の支援をしている。
具体的には、昼間、若者が仕事などで外出した後、残された年配者の話を聞き、落ち着きを取り戻す手助けをしたり、
子供たちと紙飛行機を作り、一緒に飛ばしたり、少しでも笑顔を取り戻せるように気を配っている。

 仕事として被災者のケアをする職員は、割り当てられた日だけで、翌日は、別な職員が担当するというケースが少なくない。
引継ぎがうまくできてないこともあった。
JOCAボランティアは、1週間くらいは被災者に寄り添った支援を続けている。
ともに喜びあえる関係ができている。


 また、炊き出しなど多種多様の支援を丸森町が受付ける。
その支援を、被災者に届くようなアレンジや配慮するなど、職員では気づきにくいサポートを展開している。

 避難所では、食事の配膳を、職員がやっていたが、
JOCAボランティアのアドバイスで避難者自身によって配膳ができるように3名の女性を選任した。
我々は、その
3名が配膳するサポートをするように活動する。そ
のうちに、自分たちで配膳するようになった。
3名も、配膳を受ける避難者も笑顔が増えてきたようになった。
被災者の自立を促す活動が良い結果を生んでいる。

 仮設住宅では、被災者が孤立しないように、集会所で一緒にお茶を飲みましょうと声を掛けて回った。
避難所で知り合った被災者から新しく知り合えた人と友達の輪を広げ、楽しい時間を過ごせるような活動をした。

     

     
           悲惨な被害状況は、現在も変わらず、復旧の見通しが立たない


   
           2種類の段ボールベッドがあり、避難所から仮設住宅へ移動するときに解体した


   
     JOCAボランティアが使用する車両                    ようやく出来上がった仮設住宅

   
   仮設住宅に車いす用スロープがついている              体育館とウォッシュレット仮設トイレ

  

                  ウォッシュレット仮設トイレ内側は、暖房があり、快適です


  
  
             避難所になっている体育館での活動状況

  
        お茶っこしませんか                 炊き出しで集会所がいっぱいに

  
  被災者とボランティア(右から2番目が筆者)             ボランティア仲間たち